潜り日記(2008年9月)
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9/4 |
今日は久しぶりの登場となるnoriさんと潜ってきました。最近、隠れキャラになってますね~。約1年振りの潜りみたいですが大丈夫でしょうか? (一本目) 波は1mくらい。問題なし。透明度も悪くない。しかし流れあり。全力フィンキックで辛うじて進む程度。潜行すると一気に流されるので奥までは行けないか。 魚影は一気に濃くなっている。小魚が相当な数群れ、カンパチ、ヒラマサの幼魚が群れを成し通り過ぎていく。たまに50cm位のヒラマサがパッと現れては消えていく。今日は回遊魚も期待出来るぞ。 まずはイシダイでも捕ろうかとnoriさんと比較的に浅い場所でイシダイを寄せてみる。現れるのは50cmあるかないかのイシダイ。サイズが微妙だったので、ここはスルーして先にアコウを見付ける事にした。しかし、先に進むと流れがきつくなる。少し進んだ時点で断念。 全力フィンキックで戻っていると、、、 (・∀・)! 海底を這うように進むアコウを発見ー! 潮に流されながらマイナス浮力で接近し発射。流されながらだったので頭を狙う余裕がなかった。体に命中。そして回収している時に更に流される。 先ほどのイシダイポイントまで全力で戻ってきた。このままアコウ一匹という訳にはいかないでしょう。イシダイを狙いに隠れやすそうな岩へ。50弱の奴等が群れている。一番大きい奴に狙いを絞り、寄せてから発射!!まず一匹。その時、海底に白い影が動いているのが見えた。何だ???イシダイを腰に下げ、海底へ潜行。白い影はコブダイだった。しかもデカイぞ。80はあるんじゃないのか?そしてそのコブダイを囲むようにイシダイの群れ。一匹追加。これは50はあるな。 noriさんは先にエキジット済み。クーラーには何やらいっぱい入っているぞ。ブランク関係なし。次のポイントへ。 (二本目) やや白波が立ち始めていた。前回は魚影が薄かったが今回はどうだろうか? 岩に波が当たり表面に泡が立つ中エントリー。この場所はカーボンフィンの練習をしよう。入ってすぐ、岩をつついて食事中のイシダイを発見。イシダイが貝をかじるのを初めて見た。この浅い水深でイシダイが居るのだから魚影は濃くなっているじゃないのか? 先に進むと小魚の群れは更に濃くなる。カンパチ、ヒラマサ、イサキの群れは途切れる事がない。下からはグレの群れが好奇心で上がってくる。期待は膨らむ。 とりあえず空潜り。体を慣らすため海底を進んでいると、、、 (・∀・)! 45くらいのアコウ発見!! しかし岩を背にして撃たしてくれない。ちょいとプレッシャーをかけ移動してもらい岩のない場所へ。今度は楽勝だ。 ヤスを照準し直おそうとヤス先をアコウの方へ振っていると、、、( ̄□ ̄;)ガッ!! 海草に引っ掛かってチョッキが外れた~!! どうする???押し棒だけで串刺しにするか?いやー、確実じゃないな。ソロッとヤスを手繰り寄せチョッキを装着。しかしその間、アコウは逃走。狭い岩の中へ。追いかけて穴を覗くが、中は空洞、反対側に逃げてしまったらしい。一旦浮上。すると浮上中、逃走するアコウを発見!!空気を吸い再潜行。しかし、、、見失ってしまった!!なんてこった!!! しばらく捜索するが発見出来ず・・・ ( ̄□ ̄;)ヤッテシモウタワイ 気を取り直して次を探すか。。。 ここはイシダイポイント。しかし、イシダイは群れているが50を超えるサイズが見当たらない。クエが居るかもしれないし、穴を探そう。 ( ̄穴 ̄) ( ̄穴 ̄) ( ̄穴 ̄) しかし、居るのは小魚ばかり。 諦めずに探していると、、、やや大きめな穴を発見。 一旦浮上し再潜行。潜行中に一匹のイシダイがその穴に入っていった。そろっと覗くと、、、 ( ・ 穴 ・ )! 中はイシダイでギッシリ!!サイズは全部同じくらいだが、「お前等、よくもこんな狭いところに入っとるな~」と感心してしまった。そして、ふと至らん考えが浮かんだ。 イモ突きタァ~イム!! 二枚抜き、いや三枚抜き。しかし狙ってみると意外と重ならない。三枚抜き狙って発射。発射と同時に全イシダイはダッシュ!!一枚しか当たらんかったどす~・・・。 腰に50弱のイシダイを下げ「もうイシダイは要らんな~。」と思い作戦を変更することにした。これだけ小魚が多いわけだから青物が通ってもおかしくない。「寄せ」をメインに。 ポイントを変えながら寄せてみる・・・ ( ̄Д ̄) ナンカコンカイノ 通るのは小魚の群れだけ。しかし、諦めずに寄せを続行。 かなりの回数寄せただろうか?小魚とグレ、イシダイに囲まれ「そろそろ浮上しようかな。」と思った時、、、 ( ・ 青 ・ )! 遠くに青物発見!!! 細長い魚体、ヒラマサだろう。結構でかいぞ!! 息がきつかったがここは我慢でしょう!!しかし、かなり遠い。ヒラマサは遠ざかり視界から消えようとする。 (*`▽´*)帰ってこーい!! 今までの俺なら苦しさを堪えきれず浮上していた。しかし、アドレナリンが出たのか?まだいける!! すると、、、 (≧▼≦)キター!! 一度は視界から消えたが帰ってきた!!! しかし、こちらに向かっている進路じゃない。俺の事が気になって帰ってきたんじゃないのか?こっち向けよ!!! すると、、、 (≧▼≦)ウホー!! 急激に向きを変え俺の方に!! 間違いない!!俺を気にしている!!もっと寄って来い、もみじ饅頭やるから寄ってこいよ!! しばらく堪えるとヒラマサは俺のヤスの真ん前に!!! ( ̄□ ̄) オラーー!! 全開ヤス発射!!かなりの至近距離、シャフトまで深々と貫通!!串刺しのままヒラマサは大暴れ。全力フィンキックでヤスを上に持ち上げるようにし、シャフトが抜けないようにする。そのまま押し棒をキャーチ!!勝負あり!! 先にエラを抜いてやろうと思ったが、あまりにもブンブコ暴れるのでナイフで脳天刺して終了。長いし80ないかの? 今日は青物も捕れたし良い日だな~。満足し陸を目指していると、先ほどイシダイが群れていた穴を見付けた。とりあえず覗いてみるか。。。 潜行していると穴の中に何かいる。そして、あれだけ群れていたイシダイが一匹も居ない。頭でっかちな形をしているが暗くてよく分からん。まだ射程外。その時、その魚は反転、魚の模様を見て正体が分かった!! (°P°;) ハッ!クエやんけー!! サイズは60くらい。しかし、クエは穴の奥へ。穴は反対側に抜けているようで、再びクエを見ることは出来なかった。。。 ( ̄Д ̄;) マタヤッテシモウタワイ 車に戻るとnoriさんはすでにエキジット済み。何やらまた沢山捕っている。この辺では良いサイズのイシガキ、そしてスズキ。アコウまで捕っとるぞ。俺が張り切るまでもなかったか。 何度かミスはしてしまったが、今日は良い獲物に恵まれた。ヒラマサは76cmで80には届かず。 海は秋に様変わりしつつある。これから冬までベストシーズンが続きます。次はどんな魚に出会えるかな!!
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9/20 |
前回、ヒラマサを捕りビッグウェーブが来ている気がする。季節も良くなり、ここはいい魚を捕って帰らなければいけないでしょう。今回は魚突き一年目でレコードとStinger5を使うコブ本さんが合流。シュウさん、ジュゴンさんと四人での突行となりました。 (一本目) 前回、この場所は激流で流され、手前の流れが緩やかな場所でしか魚が捕れなかった。帰ってこれるくらいの流れならば青物が期待できるのだが、どうだろうか?水温は少し高くなり26度。最初のイシダイポイント、前回程は群れていない。水温のせいだろうか?そしてこの時点で流れあり。流れが強烈なら引き返そうと思い、慎重に少しだけ沖に出てみた。 地形のせいか流れの本流に乗ってしまった! 一気に流される。全開フィンキックでもホバリング状態。以前流された時は沖を回って帰れたので、すぐに沖に向かって泳ぐが沖も流れが速い!こんな時に限ってブラックチームを履いている。レコードにすれば良かった。幸い波がなかったので、釣り人の居ない岩場から上がれそうだ。一気に流されないようにドリフト気味に陸を目指す。その間、水面からではあるが何度かヒラマサを目撃。浅い沈み磯の周りを回遊している。青物の魚影は相当濃い。しかし、この流れでは潜る事が出来ず。これで波が高かったら俺は帰れなかったかもしれない。 岩場に到着。開始から一時間も経っていない。すぐに上がろうとも思ったが、流れから逃れた訳だし、ちょっとだけオカズを狙ってみる事にした。 潜ってみると意外と小魚が群れている。しかも起伏もあり10m位の水深もある。岩下を除いてみると人が余裕でくぐれる穴があった。 奥を見ると、、、 (・∀・)! オッ!エラをぐわっと開いてこちらを見つめるアコウを発見!! ヤスを構えるとこちらに寄ってきた。「横を向け。早く横を向け。」 しかし、横を向く事なく、さらにアコウはヤス先に接近。そして、ヤス先にコツン。それでも横を向かない。何だ、この警戒心の無さは・・・。正面から突いちゃる!ヤス発射!! スカ!! ( ̄□ ̄;)ガッ!! 撃った瞬間に身を翻しやがった。すぐにゴムを引き再び発射!!またスカ!! 一旦浮上。今度は確実に仕留めてやる。同じ場所まで潜ると、やっぱりアコウ、同じ場所に居た。しかし、今度は最初から逃げようとする。チャンスは何度もないと思い、後から脳天打ち抜いてキルショット。これでボウズはなしです。 歩いて車まで戻ると、やはり激流のせいで魚突きにならなかったのか、ジュゴンさんとシュウさんも戻ってきた。自分以外はみんなレコードを履いていたので流されずに済んだみたいだ。流されてしまったと思っていたコブ本さんは、有り余る体力を武器に時間きっちり潜りきっていた。そんな中でもイシダイを捕っているのを見るとセンスの良さを感じるね。 思わぬ海況で寂しい状況になってしまった。二本目に全てをたくし移動。 (二本目) これから出勤するというジュゴンさんを呼び止め(笑)再び海へ。陸から見ても明らかに流れがある。魚突きになるのか? 流れ対策でこの場所ではレコードを履いて海へ。波も少しずつ高くなり状況は悪くなる。そしてやはり強烈な流れあり!!全開キックでも、浅く流れが速い場所ではまったく進まない。隆起した岩を避けるように潮上に上る。 狙った場所へ潜っていくのも相当難しい。一気に流されていく。そして水面では全力キック、息が上がってしまう。レコードでこれだからプラフィンだったら相当な労力がいるぞ。 何とか岩にしがみ付き寄せてみるが前回よりも魚影は薄い。トロピカルな魚が増えたような?回遊魚も現れない。今、一番確立が良いのは何だ?息が上がって寄せきれない、岩に掴っても流されないようにするので精一杯。確立から行くと穴覗くしかないな。 潮上に全力キックで上って、穴が有りそうな場所へ流されながら潜行。これを繰り返す。かなりの労力だ。穴の中はメジナとイシガキ、そして50弱のイシダイ達。とりあえずイシガキを一匹確保し、同じ作戦を繰り返す。回遊魚は完全に対象から外れていた。狙うは一発狙いのクエ、アコウ、大イシダイ。この場所では何度もクエを逃がしている。そして自分なりに対策は考えていた。次見つけたら必ずヤスを撃ち込んでやる。 しばらくすると見たような地形の上にきた。ここの穴の場所は知っている。そして何度かクエを見た事がある。 まず最初の穴を覗くが居ない。そしてまた全力キックで潮上に上り二つ目の穴へ潜行。ここの穴は深くて奥に抜けている。覗いてみると、、、 ( ̄穴 ̄)! ここからは一瞬の出来事だった!! ヌルッと魚の顔が現れた。一瞬、コブダイの幼魚の顔に見えた。しかし何かが違う!!次の瞬間!!一気に身を翻して穴の奥に逃げ込もうとする!! その時、凄いスピードで反転する魚体の模様を見て正体が分かった!! ( ・ 穴 ・ )! クエだ!! 体の全体は見えなかったがかなりデカい!! 何処でもいいから当たれ。ヤス発射!!! ヤスが一気に穴の中へ引っ張り込まれる! 当たった!! ( ・ 穴 ・ )! しかし、全力キックで引きづり出そうとするが大暴れして出てこない!! この穴は反対側に抜けている。ヤスを離して一旦浮上なんて有り得ない。 力の勝負だ!! ヤスの後端を掴み全力キック!!! ( ̄□ ̄)オマエ、シバイチャルケエノ クエは大暴れしヤスが岩に擦り付けられる。弓の様にしなるが、Stinger5をなめるなよ!!長い月日を掛け完成したこの銛、絶対に折れない自信があった。 何回キックしたのだろうか?序所に出てくるのだが、また一気に引きずり込まれる。それを三回くらい繰り返しただろうか。 そして!!! ゆっくりと穴から引きずり出した時、クエの全貌が明らかになった。デカッ!! そしてクエは諦めたのか体を仰け反らせ穴へ逃げ込もうともしない。一気に距離を詰め、脇固めにして水面を目指す。ブンブコ暴れ脇から逃げられてしまうがラインを引っ張り何とか水面到着。そしてエラをキャッチし足でカニバサミ。 エラが太く、なかなかちぎれなかった。激流に乗り景色が流れていく中、脳天をナイフで刺し勝負あり!!むふっ! 70オーバーは間違いないぞ!!でも80はないな。 この後は青物寄せてみたり、イシダイを探してみたりと時間きっちり頑張ってみたが捕獲には至らず。流れがあると難しい。 陸に到着すると他のメンバーはすでにエキジット済み。やはり激流のせいで魚突きにならなかったみたいだ。こんな海況の中、まさかクエ捕ってくるとは思ってなかったみたいだね。 今回、クエが捕れたという事よりも「諦めなかった。」という事の方が満足度が高い。次にこのサイズのクエが捕れるのは何時になるか?捕れるかな?いや、捕れるでしょ!! 前回、ヒラマサを持って親父のところへ行った時、「死ぬまでにはクエを食わせてやるよ。」と豪語してきていた。わずか二週間で目標達成!!突き人だった親父からすると息子の成長は本当に嬉しかったみたいだ。「クエも食わせたし何時くたばってもいいぞ。」と言うと真剣に怒っていた(笑)また食わしてやるよ!!
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