潜り日記(2007年6月)
日付 | 日 記 | ||||||||||||||||||||||||||||
6/3 |
残業が続き仕事漬けの毎日。やりたい事も出来ずストレスが溜まりまくり。土曜は義弟の引越しの手伝いで日曜は仕事・・・。自分の時間が欲しい・・・。次週も激務?が予想されるため何とかしてリラックスしておきたいところだ。 土曜の夜、引越しの手伝いからクタクタになって帰ってきた。明日は仕事、息が詰まるような生活だ。この日も早朝五時からハイエースを走らせ市内へ向かっていた。明日も五時起きで出勤。夜明けは早くなり良い季節になってはきたが遊びに行けないのだとつまらないね。んっ?五時でも日が昇って明るい?あるじゃないか時間が!!七時までに出勤すればいいのだから一時間は潜れるぞ〜。睡眠時間は三時間だが、朝三時に起きて準備して出勤(出発)。 私の勤務している職場は海に面しているため、近くでも潜ることが出来る。何回か夜勤明けで近辺は潜っている。そろそろイシダイが出てくるかもと期待して車を走らせる。さすがに寝不足で運転中眠かった。予定よりも少し遅く五時過ぎに到着。夜明けは五時だが、思ったよりも暗い。まだ早いと判断しノンビリと着替える。六時半までには上がらないといけないため、ポイントまでの移動時間を考えると実質30分しか魚は突けないだろう。ポイントまで泳ぐ途中、水クラゲが大量にとどんでいた。流れがないのだろうか?あまりクラゲが多いと魚影は薄いように思える。 ポイント到着し何度か空潜りをしてみる。チヌは多数いる。何匹も射程に入って来るが、今日の狙いはイシダイ、全部スルー。何度か寄せてみるが現れない。チヌだけが射程に入り反転して去っていく。どうも現れる気配がない。「こりゃ、今日は無理だな。」と判断し、空潜りして海中で遊んでみた。海の中で考え事もしてみた。嘘のようにストレスが体から染み出していくような気がした。適度な水圧、気持ちがいい。今日は魚突きとは言えないけれど、海から大きな恵みを貰った気がするよ。 そして遅刻しないように帰路につく。着替えている最中、朝の涼しい風が心地よい。「そうか潜ろうと思えば俺は毎日潜れるんだな。」と呪縛から開放された気がした。そして、毎日潜るにはと壮大な不真面目な計画を考える。そして七時前には出勤。髪が濡れているので、同僚達には不振な目で見られたが、俺だけ得な勤務をしているような気がして気分がいい。 さすがに日中は眠かった。しかし、気分がリセットされたので仕事もはかどる。毎日は無理だが月に何回かはやりたいと思う。いつもギラギラして潜っているが、海とは自分にとってもっと壮大なものなのかもしれない。フリーダイバー達が「海と一つになった。」と言うのを聞くことがあるが、本当にそのような感覚があるのかもしれない。是非ともそのような感覚を味わってみたいものだ。次に海に入る日が待ち遠しい。ほとんど魚狙ってないのに長く書いてしまったな。
|
||||||||||||||||||||||||||||
6/9 |
この日は雨の予報。しかもまとまった雨になるらしい。そして波がないらしい。ということは、釣り人が居なくて凪、潜りにとってはベストコンディション!!とりあえず行ってみるか〜。朝三時半起きで海へ。 現地には七時過ぎ到着。天気は予想通り雨で薄暗い。着替えを済ませて海へ。居ないだろうと思っていた釣り人が雨の中、釣りをしている。海中も濁りありとベストコンディションではないが、せっかく来た海だ。何か捕らなければ帰れない。穴を覗き、そして海底で寄せてみたが対象となるような魚は現れない。途中、サンバソウを発見。30cmにもみたないサイズだったのでスルーした。しかし、居るところにはいるはずなのだが見付けることが出来なかった。スキル不足なのだろう。結局、ヤスを放つことなく手ぶらで終了。 場所を変えて二本目へ。濁りは時間の経過とともに酷くなりだし、水面から海底の状況は殆ど見えない。ここでも穴を覗くが居るのはコブダイだけ。寄せてもみるが小魚しか現れない。ボウズの予感が・・・。さすがにここまで来てボウズはまずいよね。残り時間はわずか。何か食べれる物を捕らないと家族の前で面目が立たない。そうなるとメバルしかない!!俺は、アイシさんやみ〜ちんが「筋肉マンメバル」と言っていて、この辺のメバルは近場のメバルよりも味が落ちるというイメージを持っていた。実はそれを信じていてこの辺のメバルを捕ったことがない!!でも今日は食わず嫌いな訳にはいかんでしょう。照準をメバルに切り替えると居る居る。一番大きそうな30cmオーバーのメバルを一匹突いて、「ま〜、一匹でいいか〜。」と浜へ向かう。 途中、浅瀬でシマシマなサンバソウが遠めに見えた。何言われてもいい、捕るしかないでしょう!!捕ってみると一応35cmあって、まあ虐待サイズではないかな(笑) このイシダイを捕った時点でタイムアップ。急いで岸を目指す。一時には出発予定だったが、30分遅れて帰路へつく。腹はへったが、何かを食べると眠気がきそうなのでコンビニにも寄らず家を目指す。この頃から空は晴れだし快晴となった。一人のロングドライブもなかなか良い。気温も上がりだし、県境を過ぎたところでアイスを買い食べながら走る。嫁から電話が入り、家付近は大雨だとのこと。しかし、道路は濡れているが俺が走るところの空は青。たまには一人の遠征もいいかもしれない。 ただ、魚は捕れた方がいいよね!!
|
||||||||||||||||||||||||||||
6/24 |
たにけんさんが初潜りということで船出してイシダイ狙い。何とかイシダイを突かせてあげたいところ。どの島に行ってもイシダイは捕れるだろうと島へ行ってみた。 (一本目) 前回、サンバソウを見たのでイシダイは間違いなくいる。浜の中に点在する岩場を攻めてみた。イシダイの群れが登場。サイズも40オーバーで50近い奴もいる。しかし、水深が約3m、浅すぎる。海底にへばり付いて寄せようとしても体が浮いて寄せきれず。潜るたびにイシダイは現れるのだが、この状況では捕れる気がしない。ここは引き返して反対の磯へ行ったみた。 ここの磯は小魚ばかり。流れがないのか魚も移動していない様子。これは期待出来ないと船を目指そうとすると、前を横切る60オーバーのスズキ。エラ付近を突いて確保。 船に戻るとたにけんさんも戻ってきていた。初めて潜るとあってなかなか難しかった様子。次のポイントを期待しましょう。シュウさんを拾って次のポイントへ。 (二本目) このポイントはイシダイの実績あり。イシダイの群れを期待出来る。メバルなどの小魚は大量に居る。潮当たりがいいのだろう。海底にへばり付いて寄せてみると小規模なイシダイの群れが現れた。寄ってきたのは四匹、一番大きい奴に狙いを合わせて発射。群れが完全に散る前にもう一匹捕りたい。急いでフロートのラインを通し海底へ。しかし、群れは散ってしまったらしくチヌしか寄ってこない。場所を移動しながら空潜りしてみるがイシダイは現れない。代わりに小アジの群れが走る。青物を期待するが現れなかった。 (三本目) イシダイが一匹だけとは寂し過ぎる!!たにけんさんにもイシダイを捕らせてあげたいので「夢の島」へ行くことにした。まずはお馴染みのイシダイの穴を覗いて見ることにした。その穴を知らないシュウさんを連れて岩の上に来てみると、すでにイシダイがこちらを気にして穴から覗いているのが見えた。まずはシュウさんがアタック。ヤスを放つが、んっ?スカ(笑)代わりに自分が覗いてみた。イシダイが数匹、穴の入り口でウロチョロしている。一匹に狙いをつけ発射。確保。続いてシュウさんが再びアタック。水面から見ていると、ヤスを発射。穴からヤスを引っ張り出すと走り回るイシダイが二匹!!お〜、イシダイで二枚抜きだ〜。次は俺も狙ってみよう。ここではこの穴を覗いただけですぐに移動。 (四本目) 少し移動し再びイシダイを探す。水深はどこを潜っても浅め、深場になると砂地になる。前回程の群れは現れないが、手ごろな岩に張り付いて寄せるとイシダイが寄ってくる。ここでは二匹追加。もう十分かな?と船に戻る。タニケンさんは初メバルを捕っていた。そして穴の中から出てくるチヌを突いたが逃げられたらしい。初潜りで初チヌとはならず。 船の上で話をしたが、タニケンさんはカジキ釣りでは結構有名人らしい。船出して泊まり釣りに行くと言っていた。スケールがデカイぞ〜!! 合計でイシダイを四匹。目一杯頑張って四匹だから、今日の魚影は前回に比べると薄かったように感じる。でも四匹捕れば十分でしょう!! 次はタニケンさんのホームでクエを突きましょう!!
|
||||||||||||||||||||||||||||
6/30 |
昼から家族サービスの予定が入っていたのでシュウさんと夜明けアタック。「マゴチとイシダイを狙って・・・」と普通なるとこなのだが、この日は魚は捕れなくてもいいかな〜という気分。仕事前の一本をやってからこんな気分の時が多い。水圧感じてノンビリするかな〜。 いつもなら「すぐにポイントへ。」となるところなのだが、フロート使ってフリーダイブ(と言っても深く潜れる訳じゃないけど(笑))。視程が2〜3mの時に-10mを超えるのはあまり気持ちがよくない。でも濁っていてもラインを使えば容易く海底に行ける。これって結構有効なんじゃないの?何度か潜行、浮上を繰り返して遊んでいると、船の音が近づいてきた。浮上して辺りを見回してみると、タコ壷を投げ込みながらバックで近づいてくるオッサンを発見!!フロートを抱えて退避!!全然気付いてくれないもんな〜。フロートの意味なし?? タコ壷のオッサンは湾の中をグルグル回っているし、目の前を船に曳かれて筏は通過するし(筏の上のオバちゃんが不思議そうにこっちを見ていた(笑))、これは危ないな。ポイントへ行ってみるか。途中、小さいがアイナメを見付け、久しぶりに食べてみたくなり確保。小魚は群れており回遊魚でも通るんじゃないかという雰囲気。イシダイを寄せてみるが現れず。浅場でサンバソウを見たので居るにはいるのだろう。イシダイをとりあえず諦めて砂地でマゴチを探すことにした。 途中、シュウさんとすれ違う。腰には何とマゴチ!! だー、先を越された(涙)イシダイも二匹。真鯛も見たらしい。俺の腰にはスモールアイナメ。「海に浸かるだけでも・・・」、そんな気分は吹っ飛んでしまい、ここで火が付いてしまいました(笑)砂地でひたすらマゴチを探す。探してみると案外居るもので、砂の上にドーンといるマゴチを発見。ヤスをかまえて接近。あともう少しのところでマゴチはダッシュ。だー、去年と同じだ。 去年と同じ事をやっていたのでは一生捕れない。アプローチを変えてみよう。今度は海底スレスレを移動。またマゴチを発見。しかし、またもう少しのところで逃げられる。ヤスを発射出来ず・・・。近寄り過ぎなのか?今度は遠めから発射。かするが刺さらず。このやり方の方がいいかもしれんぞ。最後に見た一匹は真上からのアプローチ。発射するが同時にマゴチもダッシュ、当たらず。結局、マゴチには四回遭遇。かなり確立はいいんじゃないの?早く攻略方を見付けねば。 去年から続く初マゴチへの道はまだしばらくは続きそうだ(涙)
|