潜り日記(2006年11月)
日付 | 日 記 | ||||||||||||||||||||||||||||
11/6 |
最近、潜ってもチヌしか居ない。燃えない。せめてイシダイが居れば。夜勤明けだったが急遽、flatout号を出港させることにした。 この日のメンバーはNORIさんとシュウさん。いつもの場所で待ち合わせて係留場所へ。九時過ぎ出港。エンジンの調子は良好。しかし、スピードが出ない。恐らく船底にフジツボが付着しているのだろう。燃料を最小限しか持ってきていなかったので浜に錨を落として船底掃除。皆さん、スンマセン。準備不足でした。掃除をしたお陰ですこぶる好調。波に引っ掛かる事もなくなった。 (一本目) 約40分でポイント到着。見た目は良さそうだが、果たして海中はどうだろうか? エントリーしてみると思ったより透明度は良く約4〜5m。流れがある場所の濁りは若干きつめ。メバル等の小魚は多数。沈み磯が点在していると思っていたが、大部分は砂浜だった。坊主は嫌だったのでとりあえず30オーバーのウマヅラを一匹確保。目標のイシダイはというと、20cm強のサンバソウは見かけるのだがイシダイと呼べるサイズは見当たらない。 ポイント移動した方が良いだろうとNORIさんを呼びにいった。どうやらNORIさんはイシダイを寄せている最中だったらしく、40位のイシダイを俺が散らしてしまったらしい。NORIさんはこの他にも70位のハマチも見たらしい。今日はNORIさんの方が魚に好かれているみたいだ。 シュウさんはウマヅラ等、確実に獲物を確保。イシダイは見なかったそうなので、次は潮の流れが良い場所に移動することにした。 (二本目) このポイントは以前、イシダイを捕った実績があり。潮の流れが速かったのを記憶している。しかしこの日は流れなし。潜ってみると小魚は強烈に群れていたが、姿を現すのはチヌくらい。前回来た時はイシダイが群れを成して泳いでいたのに、もう時期を過ぎてしまったのだろうか?期待出来そうにないのでポイント移動。 (三本目) 次に選んだ場所は透明度が良く、水面からもマゴチが確認出来るポイント。しかし、到着すると地引網を引いた船が島を回っていた。とりあえず入ってみたが、濁りも出ており魚影も薄い。「今度、漁船が来てない時にまた来よう。」と早々と撤収。シュウさんはここでも確実に食料を追加。NORIさんは本カワハギを選んで突いていました。 結局、イシダイと呼べる魚は捕れず。クルージングで終わりました。春を待って出港しましょう。その時にはガソリンの値段が下がっている事を祈る。
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11/18 |
この日は完全フリーということで遠出するしかない。天気予報を眺めていたが、どうやらこの日は凪らしい。朝四時出発、シュウさんと待ち合わせて海へ。この日はハイエースではなくシュウさんの潜りのために買い換えた新車行くこととなった。最近、良い魚を捕っていない。今日はシュウさんと二人だし、変なプライドを捨ててサンバソウでも突いて帰ろうと二人で話しながら北へ向かう。そして何か捕れそうな予感が・・・。 (一本目) 予定していた場所に漁船が多数。ポイントを変更。夜明けまでには着かなかったが、いつもより早い時間からスタート。透明度は約8〜10m。海中は大分、海草が増え小魚が減ったように感じる。ポイントに到着し何度か空潜りを繰り返してみると、どうも調子が良くない。前日から喉が痛かったせいもあり、深く潜れず息も続かない。モチベーションを下げないように深く潜れないなら浅い場所で探してみようと場所移動。水深10m以内で何度か頑張っていると、後方に気配を感じた。 きたーー!回遊魚!! ブリかヒラマサかは分からないが40匹位の群れ登場。サイズは全部同じくらいで50cm弱。今日こそ初回遊魚だ!小さくても問題なし。海底まで行って射程に入ってくる奴を待つ。意外と何匹も射程に入ってくる。目移りしてしまうが、どれも同じサイズなので狙いを定めて発射。シャフトまで深々と貫通し、押し棒を掴んで浮上。小さいのに力がある、念願の初回遊魚だー。 この後も群れと何度も遭遇。嬉しくなってプスプスと突きまくり。何匹かは水面ショット。誰でも捕れるんじゃないの?これだけ群れが回っているのなら大きいサイズもいるはずと探してはみるが全部50弱。途中、イシダイを見付けたので突こうと思ったが回遊魚の群れがカーテンの様に目の前を走る。思わず回遊魚を突いてしまう。イシダイは今度でいいさ。回遊魚なんて初めてだし。二時間で合計9匹捕っていた。サイズは全部同じくらいで50cm弱。さすがに腰が重たかった。この時点で満足ど高し。 シュウさんはイシガキとメジナ等、確実に坊主にはしませんね〜。 (二本目) 体調も絶好調ではなかったので、「も〜いいかな〜。」と何となく思っていた。しかし、せっかく来たので次のポイントへ。ポイントへ到着すると浜でウエットに着替えている人を発見。何処かで見たことがあるような〜?あれっ、クリプトさんだ。世の中狭いですね〜。 自分達も直ぐに潜り始めようと思ったが、強烈な悪寒に見舞われしばらく車で休んで行く事にした。シュウさんから暖かいコーヒーを貰い一時間くらい休んでから二本目へ突入。潜れる時間は一時間くらいか。イシダイ捕りたいな〜、と沖へ。途中、また回遊魚の群れに遭遇。サイズは同じく50cm弱。一匹確保。 この数分後に沈み磯を発見し、水面から岩の周りから離れない魚を発見。潜行していくと、その魚がメジナであることを確認。そして少し沖に一段深い沈み磯があるのを見付けた。そしてイシダイが5匹くらいたむろっている。向きを変えてその沈み根へ。水深は10m。全部同じ位のイシダイだったので、ヤス先に一番近いイシダイに横を向くのを待ってから発射。横を向いた時に思ったがデカイ!背中付近に命中したが貫通してチョッキが効いた。浮上している最中にウェイトベルトが外れてしまい、右手にヤス、左手にウェイトベルトを持って水面へ。両手がふさがってイシダイを捕り込む事が出来なかったので、浅場まで急いで移動。意外とイシダイは大人しくしていた。ウェイトをまいてからイシダイにトドメをさす。60cm近くあるんじゃないのか?しかも見事な銀ワサだ。 この場所ではまだイシダイが捕れるような感じだったので、もう一度潜行。一番近くに居た手ごろなイシダイを突く。腰に下げようとしてみたが、先程ベルトを締めなおした時に、鰓通しが絡まってこれ以上魚を下げれそうにない。まだ潜れば50オーバーのイシダイを捕ることもできたのだが、ベルト締めなおすのも面倒くさかったので撤収。 浜にはすでにクリプトさんが上がってマッタリしていた。50オーバーのヒラメを水深18mで捕ったらしい。相変わらず高いスキルをお持ちで。 遅れてシュウさんが上がってきた。シュウさんも初回遊魚を三匹。クリプトさんに聞いたところ、全部ブリとのこと。つまりこの地域ではヤズってことだな。 イシダイを測定してみると60には足らず58cm。しかし自己記録だ。この日は初回遊魚にでかイシダイでかなり満足。いきなりデカ回遊魚とはいかなかったが、コツコツとサイズアップしていけばいいだろう。 クリプトさんは羨ましい地域に住んでいますよね。また一緒に潜りましょう。
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11/23 |
HIMラウンド最終戦を予定していたが、波が高く潜れそうにない。予定を変更してハマチを狙うことにした。だいぶ、水温も下がってきたのでイシダイでもOKだ。 (一本目) 予定していたポイントは風の影響で入れず。この辺でも強風が吹けば白波が立ち私達の前に立ちはだかる。仕方がなくハマチの目撃例があるポイントへ移動。 大潮なので流れがあり、濁りは少なく4mといったところ。前回と同様にハマチが通るのを期待して空潜りを繰り返す。小魚は多数群れており、特に小アジが群れを成して通過していく。 青物が通過する期待感はあるのだが、期待とは裏腹に姿を見せてはくれない。何度も同じ場所で潜っていたが、狙いをイシダイに切り替えポイントを移動。 水深7mくらいの場所で待っていると、自分より2mくらい浅い場所からコブダイとメジナが姿を現し自分の周りを周回しだした。その奥の方からイシダイ(約40cm)が現れたので、寄せてから突く。 至近距離だったのでシャフトまで深々と刺さり取り込みは楽勝そうだった。イシダイの刺さったヤスを片手に持ったまま浮上。その時、前方射程内を約70cmのハマチが横切る! 「げ〜っ、こんな時に。」後から考えれば、イシダイが刺さっていてもゴム引いて撃てば捕れていたかもしれない。しかし、この時はそんな事は思いもしなかった。後悔だけが残る。 その後、同じ場所で待ち伏せしている時に数回ハマチを見たが相手にしてもらえず。 イシダイ一匹だけで撤退。アイシさんはウ○コがしたかったらしいく早めに陸へ。み〜ちんは68cmのハマチを突いていた。 (二本目) 他に良い場所も思いつかないので、引き続き同じ場所でハマチを狙うことに。一時間ほど潜ったが、同じ場所で数回ハマチを目撃したが遠めでしか見ることが出来なかった。 二本目は早めに撤収。コーヒーを沸かしながら二人が上がってくるのを待つ事にした。アイシさんが70弱のハマチを二匹下げて上がってきた。 サイズはみ〜ちんよりも5mm小さい67.5cm。もう一匹もほぼ同サイズ。二人のビックマウス合戦が始まったが、イシダイ一匹ではこれに加わる事は出来なかった・・・。 この二人は回遊魚を攻略してしまったのだろうか?まずいぞ、完全に置いてけぼりを食らっている。といっても焦っても仕方がないので、年内にハマチ一匹を目標に頑張りましょう! ちにみにイシダイは脂がギトギトで最高に美味かった。ハマチより美味いんじゃないのか?(負け惜しみ)
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