潜り日記(2006年9月)


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日付 日       記
9/2
シュウさん
はしけん

 義父が亡くなってから法事やら何やらで忙しくまともに潜れる時間が取れない。この日も昼から坊さんがやってくるので午前中限定、しかも夜明け前に家を出ないとまともには潜れない。そんな中、こんなスケジュールに付き合ってくれる人が居ました。最近、掲示板に登場してくれたシュウさんです。同じ県内ということもあり近いうちに御一緒する予定でしたが、こんなに朝早くから付き合ってくれるとは嬉しいことです。

(一本目)
 朝五時、家を出発。六時待ち合わせ。シュウさんは温和な感じがする良い人でした。そしてハイエースで目的地へ。最近、通っているこのポイント。今日こそはマゴチを捕りたいところ。七時前スタート。砂地を捜索するがいつも居るはずのカレイは姿を見せず。代わりに海底にへばりついているのは小さいエイ。しかもあちこちに居る。カレイとマゴチが居ないのはひょっとしてコイツらのせいだろうか?イシダイの穴を覗くがここも留守。とりあえずチヌでも捕るかと岩の上でゴリ寄せしていると、横の穴からこっちを見ているタコと目が合った。目があったから仕方がない、連れて帰ろう。ここではタコだけ。シュウさんは30弱のカサゴを一匹。

(二本目)
 ポイントを移して二本目に突入。ここではチヌとスズキ狙い。開始してすぐに下を泳ぐ黒い大きい影を発見。70のスズキだ。逃げる素振りを見せるが勢いよく逃げる様子でもない。ヤスを向け水面から発射。水面から捕れるとは楽勝だったぜ。サイズは71cm。
 次にボーとしているチヌを発見。斜め下からエラ付近を貫通。チヌは警戒心が薄く、捕ろうと思えば何匹でも捕れる感じだ。その後、またボーとしているスズキを発見。大暴れされたが難なく取り込み完了。サイズは66cm。
 この後、シュウさんと合流。んっ?何やら大きな魚を持っているぞ!スズキだー!!しかも俺のよりもデカイ。80オーバーだぞ。潜り暦は一年というが、今後彼はやってくれそうな気がするぞ。

陸に上がってサイズを測定すると83cm。いきなり80オーバーとはやりますの〜。

 スズキの良型を二匹も捕ったのに何気に悔しい。次はおいしいところ持っていきますからね。また行きましょう!

俺のスズキが小さく見える。

獲物 スズキ 71cm 66cm
チヌ  39cm
タコ
天気 晴れ
1m以下
視程 約3m
水温 25度
最大水深 7.6m(25.6℃)
時間 7:00/11:30
小潮(8.6)
場所 1 カレイの浜G
2 HY
9/9
はしけん

 まず最初に、俺は海の生物に関してあまり詳しくない。美味いと言われる魚しか知らない。今回もそれが為にエライ物を捕ってしまった。

 今週は大潮。濁りは出るが大物に出会える機会が増える事を期待していつもの浜へ。先週は底物を一匹も見なかった。その代わりにエイを大量に見た。夜行性のエイが夜に悪さしたのが原因かと勝手に想像したみたりして。今週は現れるなよ。
 予想通り濁りがきつく沈殿物が流れ去っていく。底物を狙うにはあまり良くない状況だ。チヌ達も居るようなのだが黒い影が去っていくのが辛うじて見える程度。寄せもせずにひたすら砂地を探す。しばらくして海底に平べったい魚らしき魚影を確認。ヤスを準備して接近すると、、、またエイだった。「エイが出た日には底物が居ない説」を立証するために海底捜索を続ける。この浜に来ると大体二、三回はマゴチに出会うのだが一向に現れない。そんな中、変な生物に出会った。というか、俺が知らなかっただけなのだが・・・。
 海底の穴の中から顔を覗かせている辺な生物を発見。しかもクルクルと回ったりしている。
←こんな感じ。
 強烈な好奇心にかられてしまった。接近するが逃げる様子もない。ヤス先でつついてみるがクルクルと回るだけ。その時、刺すつもりはなかったのだが、チョッキが引っかかってしまった。生物は穴の中へ急いで入っていく。チョッキが引き込まれる。引っ張るが出てこない。ラインが切れてもいいやと全力で引くとチョッキが外れたらしく手ごたえがなくなった。
 なんだったんだろう?あの生き物を次に見かけたら捕ってやると心に決めていたら、居た!またクルクル回っていやがる。引き込まれたらいやなのでチョッキを外してゴム引いてブスッ!穴の中へ逃げようとするが押し棒の先を支点にしてテコの原理で引っ張り出してやった。


(@ ̄□ ̄@;)!!
うぉぉーーーーーー!!!!!!

コイツ、とっても長かった!!ヘビじゃねえかっ!
約1mくらい、ヤスに巻きついてくる。噛んだりしね〜だろうな?とりあえず陸へダッシュ!エラが出てるのでエラ切って脳天刺して一段落。しかし、正体が分からん。とりあえずNORIベッチー先生に聞いてみよう!再び車にダッシュ。写メール送ってみるが解像度が悪く正体分からず。
 家に帰ってネットで調べてみると、、、「ホタテウミヘビ」だった。ヘビかよ!この野郎!!しかし、ウナギの一種。でも、「食用には向かない。」とも書いてある。毒があるとは書いてなかったので食べてみることに。焼いてみたがブニブニのジャリジャリ。小骨多し。食べれないことはないが決して美味いとは言えないな。ハモの様に小骨を刻めば食べれるかもしれない。が、もう捕らないだろう。美味い食べ方を知っている人がいたら教えてください。
 初のメーターオーバーだが魚とは言えないよな?




獲物 ホタテウミヘビ 102cm
天気 曇り
1m以下
視程 約2m
水温 25度
最大水深 9.8m(25.5℃)
時間 8:00/10:00
大潮(16.3)
干 4:33 満 10:35
場所 カレイの浜G
9/16
シュウさん
はしけん

 今日も早朝からシュウさんと合同突行。前回のスズキが好評だったのでスズキ狙いで行ってみました。

(一本目)
 小雨が降る中スタート。思ったより透明度があり水面から浅場のチヌが確認出来る。まずボウズ対策でチヌを一匹確保。その後はチヌをスルーしてスズキを探す。今日は耳の調子が悪く、耳抜きが上手く出来ない。水深5mくらいでもたついてしまい、7mくらいからは全然抜けない。浅場でのスズキ探しを余儀なくされる。この日はチヌがとても多く、スズキと一緒にチヌも現れる。今回、五回スズキに遭遇したのだが、全部スズキの前にチヌがいる居る状態だった。チヌを突けば楽勝で捕れるのだが狙いはスズキ。スズキに近づく前にチヌが逃げ、つられてスズキも逃げてしまう。こんな状態での対処法をまだ知らない。結局、スズキを突く事は出来なかった。しかし、この中の一匹はデカかった。近づくのをためらうくらい大きかった。恐らく90オーバーは確実。95以上はあったのではないだろうか。チヌを四匹従えてユックリと泳いでいた。
 この後、ウマヅラを二匹確保。シュウさんはチヌを一匹突いていた。

(二本目)
 獲物は確保したし、一発狙いで次の場所へ。ここではイシダイ狙い。この場所は流れがある為、濁りがきつい。酷い場所でヤス先が見える程度。岩にしがみ付いて寄せてみる。40cm位の魚のカーテンが現れる。40匹くらいのメジナの群れだった。こちらが挙動を見せると「バシュ!」と音を立てて群れの位置を移動させる。それでも待っているとチヌとサンバソウが現れる。イシダイと呼べるサイズは現れなかったのでスルーした。そんな中、70弱の大きな影が現れた。濁りがあるのでハッキリとは見れなかったがマダイに見える。もう少しで射程に入るそうだったが直前で向きを変えた。的が大きかったので駄目元でヤスを撃ってみたが手ごたえなし。濁りの中へ消えていった。
 砂地で半分体を出している小魚を見付けた。初めてみる魚、目が砂から出ている。ゴムを引かずにブスッ。初めてみる魚、これはシタビラメか?帰ってネットで調べてみると似た様な魚が沢山あるが、生息地帯から多分これだろう。セトウシノシタ。サイズも小さく、そして小骨が多かったので娘からは不評。でも身自体は美味かった。


二週続けて初物。人が羨ましがるような獲物ではないが・・・。次こそは狙い通りの魚を捕りたいですね。



獲物 チヌ 38cm
ウマヅラハギ 35cmx2
セトウシノシタ
天気 小雨
1m以下
視程 約2−5m
水温 24度
最大水深 8.6m(24.5℃)
時間 7:00/11:00
長潮(23.3)
干 10:23
場所 1 HY
2 SBの下
9/23
アイシさん
栗さん
さとぽんさん
たぐさん
はしけん み〜ちん

 今日は栗さん達と合同突行。タグさんも合流するとのこと。朝五時集合で海へ。途中、コンビニでタグさんと合流。温和な感じのする良い人ですね。栗さん、さとぽんさんとは現地で集合。さとぽんさんは山形から車で来ているらしい。凄いですね〜。予定していたポイントはやや波高し。穏やかなポイントへ移動することとなりました。

(一本目)
 この場所は風裏になりべた凪。狙うはアコウ。そして潜り開始という時、軽装な人が一人。完全夏モードのタグさんです。寒さ対策か潜る前から火を起こしてパチパチ。ちょっとビビリましたね(笑)。海の中はというと濁りあり。波もないので特に問題なし。岩の割れ目と穴を覗いてアコウを探していると、穴の中に一匹のアコウを発見。しかし、ヤスを向ける前に逃げられる。次に岩の割れ目に40cmくらいのアコウを発見。狙って発射するが外れて岩を撃ってしまう。しかしアコウは遠くには逃げずこっちを見てホバリング。ヤスを向けようとするとチョコマカと動きヤス先よりも手前にやってきた。結局このアコウも逃がしてしまう。この後、20cmちょいのスルーサイズのアコウを目撃した。みんなはあまりアコウを見なかったらしい。俺は四匹も見たのに一匹も捕れないなんて・・・。


 浜に上がってからは飯食って昼寝。海に来て昼寝するのは初めてじゃないのか?


(二本目)
 波が高くても最初に予定していた場所で潜ることに。現地についてみると波はやや低くなっていた。ここの水深は浅めで沈み磯が在れば水面からぼんやりと見える。穴覗いてアコウを探すが見付けられず。イシダイの大型サイズを遠めに見ることはあるが寄せきらず。時間切れで浜に向かっている途中、イシガキダイを見付けたので確保。
 栗さんはさとぽんさんの研究用ということでチヌを捕っていた。さすがはクロダイマスターですね。
 栗さんとさとぽんさんはここで撤収。また近いうちに御一緒しましょう。


(三本目)
 泣きの三本目。タグさんは寒さのあまり断念。み〜ちんが青物を見たというので沖まで行ってみることにした。何度も空潜りを繰り返すが青物には出会えず。日も沈みかけてきたので撤収。み〜ちんは何匹か見たらしいが捕るまでには至らず。ここではアイシさんがイシダイに対して絶対的な強さを見せ付けていた。二本目にイシダイ60cm。三本目にもイシダイを数匹。今年に入ってからイシダイ50オーバーを連発。これでアコウが捕れたら言うことなしだ。


 全国各地の人達と潜る機会が増え楽しくなってきましたね。メバルを追いかけていた時には考えもしなかった事です。趣味を持つということは素晴らしい事ですね。
 参加された皆様、お疲れ様でした!また機会があったら一緒に潜りましょう。



???

このイシガキの脂の乗りは凄かった。

獲物 イシガキダイ 37.5cm
天気 晴れ
1 凪
2 1.5m
視程 約5m
水温 22度
最大水深 11.9m(22.4℃)
時間 10:30/17:30
大潮(0.1)
場所 1 割れ目があるところの横
2 数年前、波酔いして野グソしたところ
9/30
シュウさん
はしけん NORI

 今日は昼から稲刈り。NORIベッチー先生とシュウさんを誘い早朝からアタック。

(一本目)
 NORIさんが潜ってみたいということで底物が狙えるこの場所へやってきた。今日は小潮で流れも少ないし、丁度干潮ということで新しい沈み磯でも探してみようかな〜。NORIさんとシュウさんが先へ進んでいったのでノンビリと砂地の捜索を兼ねて空潜りを繰り返す。カレイとマゴチが居そうな底質、下ばかりを見ながら海底を進んでいると大きな影が上の方を横切った。濁りがきつくて魚種を確認することは出来ないが60cmはあろうかという魚体。チヌのように見えもするのだが明らかに動きが違う。「これってマダイでしょ!」この大きさでこのシルエットなら消去法を取ってみればマダイしかいない。さあ、駆け引きスタートと思いきや・・・、逃げる素振りを見せたと思ったら帰ってきた。そしてまた反転。「逃げないじゃん。」三回くらい繰り返した時にジワーと接近して射程内へ。ど真ん中へヤスを打ち込んでやった。明らかに貫通した手ごたえを感じ、ラインを引き寄せながら浮上。この時に初めて赤い色を確認しマダイということを再確認。通算二匹目のマダイ。一匹目も以外と楽に捕ったが今回も簡単だった。毎回、こんなマダイだったらいいのだが。
←通算二匹目。
 その後、何匹かマゴチを発見するが発射するまでに逃げられる。ま〜、今日はマダイが居るから良しとするか。


(二本目)
 実は今日の狙いはスズキ。でもマダイが捕れたから少しダラケモード。しかし、前回この場所で見たメーター近いスズキを仕留めたい。気合いを入れ直してスタート。

 底の方は濁りが酷い。そして妙にタナゴが多くチヌの数が少ない。自分の経験でいくとタナゴが多い時はあまり良い魚が居ない。とりあえずチヌを捕っておこうと一匹確保。この後は、腹が痛くなり集中力が切れてしまった。潜ってはみたが魚影が薄いのか自分が散らしてしまったのかチヌすら射程に入れる事が出来なかった。そして射程に入ってくるのはタナゴばかり。時間だけが過ぎ終了。
 NORIさんはムチウチからの病み上がり。思うように潜れず。シュウさんはチヌ三匹とウマヅラを捕ってました。何気に獲物を捕ってきてボウズにはしないところがにくいですね。

左がシュウさんの獲物で右が俺の。

獲物 マダイ 57cm
チヌ
天気 晴れ
視程 約2−5m
水温 23度
最大水深 8.7m(23.5℃)
時間 7:00/11:30
小潮(7.6)
場所 1 カレイのGスポ
2 HY

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