Theatre

„Das Phantom der Oper“ 2006

Colosseeum Theater Essen

Phantom....Uwe Kröger

Christine....Anne Görner

Raoul..........Nikolaj Alexander Brucker

 

注*このページの画像は個人的に内緒で作成・集めたものなので

二次使用したり、然る筋に訴えたりせずに、ひそっとお楽しみ下さい

 

ついにUwe Kröger演じるPhantomEssenに登場!

ドイツのファントムは存在が濃い!

 

映画のサントラドイツ語吹き替え盤ではオリジナルに合わせて遠慮していたのか

フルスロットル全開で押せ押せの大熱演!

 

最初に仮面を剥ぎ取られるシーンでも、普通の演出ではすぐに顔を背けるのだけど

ドイツのファントムは一瞬しっかりと正面を向いて

その姿を観客に見せたりする、いいのか?

 

ドイツ語特有の発音のせいもあってか

ファントムの勢いとテンションがあまりにも高いので

残り二人の存在がかすんでしまい

その半面、ぱっと見は骨太なクリスティーヌも可憐に、

下手に演じれば軽薄なボンボンになってしまいそうなラウルも

爽やかな好青年に見えて高感度大

 

今となっては時折失笑も漏れる

バレエのシーンの後ろでうごめくファントムのシルエットや

人形丸出しのブケーの死体、墓場のシーンの火の玉などの古い特殊効果も

ファントムの高笑いと共に

怒涛の勢いで押し進めていくので口を挟む余地もなし!!

 

ウーヴェ・クレーガー自身はそんなにスマートなタイプではなく

 どちらかというと少し小柄な感じで

クリスティーヌが倒れるシーンでも抱きかかえる事をせず

マントをかけるだけだったりするのだけど

 (ひょっとして抱き上げられなかった?)

ポップス調の情熱的な歌い方と熱演でぐいぐいと観客を惹きつけていく

 

シャンデリアは物凄い勢いで落下してくるし

火柱の勢いも凄まじく

演奏も照明も迷いがなく輪郭をはっきりとさせているので

ドイツではロンドンやブロードウェイ、日本とはまた違った

“Das Phantom der Oper“が楽しめるのでは

Uwe Krögerの出演は20067月までだけど

Essenでの上演は20077月まで延長決定!

 

とかく全てに置いて濃い印象のドイツ上演、

メイクもやっぱりちょっと濃い目

 ファントムのきりりっとした眉も印象的だけど

メグ・ジリーなど  Brigitte Helm? Henny Porten?

サイレント時代のドイツ映画の女優のよう・・・

 

 ...einziger Freund vom Phantom...

 

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