„The Phantom of the Opera“ 2004

A Joel Schumacher Film

Phantom....Gerard Butler

Christine....Emmy Rossum

Raoul..........Patrick Wilson

 

A.L.ウェバーの執念が実って

ついに職人監督J.シューマッカーの手によって実現した映画版!!

 

舞台と比べて

「イイ男過ぎ」とか、「少女マンガ風」 とか

 

「スタイルよすぎ」 

とか、

「何故バレンチノ風ラテン系?」とか

褒められているのか、けなされているのか分からん評判の映画版ファントムですが

確かにカッコよくなった分だけ、ちょっとだけ話が軽くなってしまったような気もいたします

 

怪しく謎めいた役柄なのに、

映画ではファントムの人物像という輪郭がはっきり描かれ過ぎて

 

どーやってこんなすごい量のロウソクに灯を点してるのか?と心配になったり

 端正すぎて仮面がでっかいバンソウコウにしか見えんかったり

しかし↑このタイプの仮面、顔に装着するのにはムリがあるのでは?

 

よよ・・と泣き崩れて鼻水光らせたり  ←このシーン

 

チャンバラで  負けちゃったりされても

ちょっと困っちゃうのだ

 

公開時にはカットされたシーンで、

ファントムが自分の孤独な心を切々と歌い上げるというのがあったらしいけど、

„No One Would Listen (Learn To Be Lonely)“

うーむ、さすがにそれはちょっとリリカル過ぎて止めたのかも

 

舞台版ファントムと比べて、も一つ気になったのは、

映画版はほとんどの場面で黒い革手袋着用

 これはこれで淫靡さを表しているのか?と思いつつ

 

ラスト近くの「The Point of no return」のシーンを見てみると

 ううむイマイチ指が太短い上、そんなにキレイではありませんっ

ファントム苦労多すぎ? 

 

プロダクションノートによると、このシーンは映画撮影の初めの頃に撮影されたとの事

撮ったはいいが、あんまりファントムの手がキレイではなかったので

その後は手袋をさせることにしたのではないか?

と、いうのは穿った勝手な想像

 

いや、もちろん映画は映画ならではの楽しみ方があるし

イイオトコならイイオトコで、それに越した事はないので

とりあえず  カッコいい系も並べてみました

 

映画は舞台に比べて豪華に作られつつも

センシュアルな人間ドラマを描いているので

少し俗っぽくなっているような気もしないでもないけど

やはり映画は舞台では描ききれない細かいところまで気が配られて

プリマドンナのシーンや 件のシャンデリアのシーンなど

 映画ならではの迫力を出しながらも

残念だけど映画に比べると舞台の特殊効果は

初演から20年近く経つことを思うと、もはや「ちゃちく」見えるかも・・・

 作品や登場人物に対する愛情があふれた

情熱的な映画という事もシミジミ思わせてくれたりもいたします

 

注*このページの画像は個人的に内緒で作成・集めたものなので

二次使用したり、然る筋に訴えたりせずに、ひそっとお楽しみ下さい

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