「装劍奇賞(そうけんきしょう)」にも記載されている根付師の作です。 出目右満は能面の職人で、面つくりの傍ら、そのミニチュア版ともいえる根付を作っています、銘のわきに「天下一」を彫る場合と、天下一の無い場合がありますが、この根付には天下一と銘があります。 土蜘蛛の恐ろしげな表情、にらみつけるような鋭いまなざしなど、見事な出来です。 よほど大事にされていたのか、ほとんど傷もなく、最高の状態です。 出目上満は、右満の息子、あるいは一番弟子という説がありますが、さだかではありません。 いずれにしても「出目」の名は能面師の称号として長きにわたり認知された為、この名を冠した根付師が続出することとなった次第後世の根付師で「天下一」を刻む職人はあまた存在しますが、真実の天下一は出目右満と私は考えます。 「郷コレクション」の同題材の作品が掲載されていますが、いささか贔屓の引き倒しになるやもしれませんが、こちらの品物の方が出来において勝っていると考えます。 。 |
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