精巣癌
1、青壮年男性が中心:
 30才前後の若い方に多く見られます。

2、痛みのない精巣(睾丸)のしこりに注意:
 精巣癌は睾丸のしこりとして自分で気付くことも多いのですが、痛みなどが無いため受診が遅れてしまう場合が少なくありません。おかしいなと思ったら早めに泌尿器科専門医の診察を受けましょう。

3、病状の判定に役立つ腫瘍マーカー:
 AFP(アルファフェトプロテイン)とβHCG(ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン)が役にたちます。CT検査などで癌がみつからない場合でも腫瘍マーカーの動きで転移の有無を推定することが出来ます。

4、転移があっても根治可能:
 他の癌と異なり精巣癌は放射線、抗癌剤がとてもよく効きます。たとえ転移があっても多くの場合癌を治して社会復帰することが可能です。

精巣癌リンパ節転移(CT写真)
Department of Urology, Saitama Cancer Center