潜り日記(2009年12月)
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今年は何か変です。広島のチン○ス男の俺がクエを連発しています。海も変な感じです。去年あれだけ居たアコウが今年は殆ど居ません。去年はアコウの当たり年で、今年はクエの当たり年だとか?それか、、、「アコウ50オーバーがクエになった。(スーパーサイヤ人の様に修行を積んだアコウである。)」なのか?(無責任) 初めて潜る場所でもクエに遭遇するし、やはりアミノ酸とクエン酸とアネロンを混ぜて水圧をかけるとクエフェロモンが出るというのは本当か?(無責任)。クエン酸ゆえにクエ?(オヤジ) それとも先月カメを助けたからか?それとも俺の上に何か居る?数日前、高熱を出してしまい、受診した病院からの帰り道、海沿いの道を歩くススキを逆さにした様な変な物体を見た!!上司に言うと「それは普賢菩薩だ。お前の守護霊だ。姿を見せるという事は何かいい事がある前兆だ。宝クジを買った方がいいぞ。」と言われた。えっ?本当に何か居るの?高熱で幻想を見たか? キテル!!とにかく、ビックウェーブが来てるのは確か。今のうちに捕りまくっておかないと氷河期に突入してしまうぞ。 病み上がりでもまた海に来てしまいました。これも病気のひとつです。時期的に今日でシーズンオフになるかな?薄い魚影を覚悟しつつエントリー。 透明度は今年一番の15m。気持ちいい〜。 もちろん今日もクエ狙い。突然の遭遇に備え慎重に海底を捜索する。 魚影は思ったほど薄くはないが、やはりピークは過ぎた感じ。冬の訪れを感じさせる。寂しいね〜。 青物のピークはまだ過ぎていないのか、群れに遭遇した。サイズは全部60くらい。一匹キルショットで確保したが貫通していない。透明度のせいで距離感が掴めないのか? 相当な時間、海底を捜索したが居るのはメジナの群れと40くらいのイシダイだけ。今日も一人だし、ポイント変えるよりもこの場所で粘った方が確立は良いはず。ウエットはロクハンだし五時間くらいはいけるかな(笑) 切り立った岩があったので、それに沿って海底までいってみた。地形的に面白い感じがする。水深は15m程度。着底と同時にヒラマサの群れが現れた。サイズは60くらいだったが一匹捕っておこう。すると中に数匹、一回り大きなサイズが混じっている。70台か?一回やり過ごして待っていると帰ってきたので発射。 瞬間、強烈に暴れ逃げようとする。押し棒が曲がってやがる。 久々の青物。青物はやっぱり走るね〜!!押し棒の付け根を持って浮上。水面で足でカニバサミにしトドメを刺そうとするが、強烈に暴れるのでなかなかトドメを刺せない。何かおかしい?コイツ、本当に70台か?何かデカイような??? あまりにもブンブコ暴れるので、カニバサミから逃られてしまう。海底に向け突進するヒラマサを捕まえるため、再びシャフトをたぐり寄せる。 よ〜引っ張るの〜。 押し棒は曲げやがるし、暴れまくるしどうなってんだ、最近の青物は(笑)やっと押し棒の付け根をつかんだ時、海底付近まで来ている事に気付く。確か水深は15m。ほとんど息吸ってなかったのでちょっと焦った!! この野郎!! ( ̄△ ̄*)! 70台のくせに生意気だ!! ちょっとだけ火が付いてしまう。大人気なく全力フィンキック。人間様の力を見たか(笑) トドメを刺し、フロートに下げる。先程捕ったヒラマサと比べると明らかに長い。ああ、勘違い。実はこのヒラマサ、90オーバーです。今日は透明度のせいか何か目メジャーがおかしい。まあ、90くらいなら気合い入れて突かなくてもいいって事か(笑)大物との遭遇の興奮を味わえなかったので損したの〜。クエ狙いなもんでフロートに下がっているヒラマサのサイズなど気にせず先に進む。 クエフェロモンを全開にしながら(笑)進んでいると、海底付近に何か居る。 クエかどうかは分からないがアタック開始。 水深は15mくらい。透明度が良かったので早いうちにクエである事が分かった。まずはイノシシアタックはせずに近くの岩陰に着底し、そして岩陰からクエの動向を伺う。 居るね〜。 ( ・∀・)! 今日モツイテルネ〜!! ここからはハシケン流必殺イリュージョン「ダルマさんが転んだ@」で仕留めてやる(笑) こんなところで何をふざけているんだ?と思っている人。マジです。クエは「ダルマさんが転んだ」をすれば捕れるんです(笑) ジワッとクエに接近。 「だぁ〜るまさんが〜転ぉ〜ろんだ」 するとクエはグワッと振り返る!!そのタイミングを見計らってストップ。 クエ:「お前動いただろ?」 いや、動いてないない。再び接近。今日はツーだるまさんが転んだで仕留めてやる。 「だぁ〜るまさんが〜、、、」 グワッ!! いきなりクエが振り返る!!慌ててストップ。このクエ、やりやがる。。。 クエ:「絶対動いたって。」 動いてないどす〜。細かいところは見逃して下さい。水深15m、固まっているクエとハシケン。凍りついた時間が流れる(笑) そしてクエが振り返った時に上手くいくと、さらにグリンと振り返って睨めっこになります。 向け!!こっちを向け!! ( ̄□ ̄*)! この時は運頼み。何か興味をそそる良い方法があるのかもしれないけれど、まだ分かりません。ま〜、実際のところ、「ダルマさんが転んだ」なんてしなくても捕れる時は捕れる訳だし、真似して逃がしたからって文句言わないでね(笑) 祈りが通じたのか、クエはグルンとこちらを向き、睨めっこに。 いつも微妙な距離。固い頭の部分に撃ち込むと弾かれる可能性があるので、柔らかい身の部分を狙う。今回もやや遠目だが、身は貫通するだろう。 横を向いた瞬間に発射!!! ( ̄△ ̄*)!おら〜!!!! ??? 思っていた場所で刺さらない。思っていたよりも遠くでチョコンと銛先が当たる。違和感を感じた。その瞬間、もの凄い勢いでクエがダッシュ!!透明度のせいか?思っていたよりもクエは遠くにいて、そしてデカイ!! クエの捕獲は突くまでの過程よりも、そこから水面まで上げる方が難しい。 クエの向かう先には穴がある。このサイズで穴に入られたら勝ち目はない。全力フィンキックで抵抗しながらシャフトをたぐり寄せる。いつもの様に簡単に制圧出来ない。でもやるしかない。さらにフィンキック。何とか押し棒の付け根をつかみ、やっと浮上へ。 かなりの時間海底にいた。かなりの時間の全力フィンキック。そしてこの抵抗の大きいデカいクエ。しばらく浮上のためにキックしていたが、目の前には岩のトップ。ほとんど浮上していない事に気付く。 「ヤバイ」 ヤスを捨てて浮上しろ。押し棒から手を離したのは覚えている。その後での水中の記憶は、目の前に金色のヤスのシャフトがある映像だけ。その後は、水面で海水を飲んでむせていて、必死になって呼吸をしようとしているところまで記憶が飛んでいた。色のない景色に次第に色が戻ってくる。 右手はヤスの後端をつかんでいる。放していない。放せなかったのか? クエはまだ生きている。海底に向かって突進をするクエを慌てて捕まえてトドメを刺す。クエをねじ伏せるのに相当な握力を使ってしまいナイフもまともに握れなくなってしまった。両手で両エラをつかんだ状態で浜を目指す。 今まで捕ったクエとは明らかに大きさが違う。サイズは100cm。魚突きの最終目標であったメーターオーバーを遂に達成する。 しかし、死にかけた事実に複雑な心境だ。前回のクエとの勝負も危なかった。今は目標を達成出来た事にホッとしている。しばらくはこんな勝負はしたくない。 このままシーズンオフしてしまうかな?また来年になれば情熱が湧いてきてクエに挑むんだろうけど、この冬は魚突きを見つめ直す良い機会かもしれない。 いつもはアホなテンションで日記を書いているが、最後はちょっと真面目に書いてしまったな。家に魚を持って帰るまでが魚突き。まあ、無事に家に帰れたのだからよしとしようか!!クエとヒラマサの自己記録だしね!!
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