潜り日記(2004年12月)
2004年を振り返って 潜り回数38回。家族サービスの為に「夜明けとともに潜り始めて昼までには家に帰る。」というのが日課だった。潮の満干などを考慮する自由はなく、「潜れる時間があれば潜る。」というスタイル。それでも寛大?な嫁のお陰で何度も遠征が出来たのだから良しとしよう。 突いた魚はチヌ11、イシダイ21、スズキ2。03年はチヌ2、スズキ2だったのだからかなりの進歩だと思う。イシダイの突果が多いのはアイシさんのイシダイポイントに連れて行って貰ったから。21匹中、16匹はアイシさんのポイントで捕ったもの。イシダイは見つけてしまえば40クラスならば楽に捕れる。50オーバーをまだ寄せきらないので来年の課題。チヌは夏場は味が落ちて警戒心も薄い。夏以外の勝負となったのだが、夏に警戒心の薄いばかチヌを突きまくっていたら突果は伸びていたはずだ。チヌ狙いならば一日に一匹は捕れるようにはなったが、これからの一・二月が勝負。これで捕れればチヌ捕りのスキルが身に付いたと自覚していいのではないかな?スズキについては、夏は旬なので50オーバーなら、冬は痩せこけた奴はスルーし70オーバーならは突くと決めていた。結局、夏に二匹捕っただけ。あとは80オーバーに二度ほどチョッキを壊され逃げられる。道具の改良も必要だな。 03年は最大深度が−10mだったが、今年はログ見てみると−13m。あまり伸びていない。しかし、−12mでも活動出来るくらいにはなっているので能力向上はしている。深さだけならば15〜16mは行けるんじゃないかな?来年は15mくらいで普通に活動できて、最大で20mまで潜れるようになりたい。 なにはともあれ、無事に一年を終えられたのが一番だと思っている。新しい仲間達も増え、良い刺激になった。HPを持つ事で色々と苦労もあったが、そこから得られる「楽しさ」がある限り、この活動を続けていくだろう。 |
日付 | モグラー | 日 記 | ||||||||||||||||
12/31 | はしけん アイシ |
正月用の魚を捕りにアイシさんと海へ。前日から寒気が入り気温は朝の時点で一度、山には雪が積もっていた。現地で着替えては寒いので、ウエットに着替えて家を出発。 一本目 風が強くなる中、イシダイの実績があるポイントへ。海に入ってみると意外と暖かい。水温は13度、−9mくらいで9.8度というのがあったが結構いける。イシダイを期待して待つが現れない。ボウズはまずいので移動。 二本目 イシダイは諦め、確実にチヌ等の魚が捕れる場所へ移動。ヤスは取り回しが効く旧バージョンに持ち替えた。チヌは50前後の奴を見るのだが、警戒心が強く直角ターンをして猛ダッシュで逃げて行く。「不意打ちを食らわせるしかないな」と静かに泳ぐ。その時、70オーバーのスズキを発見。ゆっくり泳ぎ逃げる素振りがないので簡単に射程内へ。貫通串刺しショットになる距離だったので撃つと同時にワンダッシュ。しかし、「チョキン!」とかすめて外してしまう。うぅ〜、ボウズの予感が・・・。 その数分後、何かにぶつかりそうになった。「船?ヤバイ??」とかなりビクついたが、ここは水深7m、船ではない。見ると80オーバーのスズキ!!お昼ね中なのかゆっくりと沈んでいく。俺がかなりビクついたにも関わらず寝ている様子。超至近距離。ヤス先を向けようとするが近過ぎて向かない。ゴムを目一杯引いてヤスの向きを変えようとした瞬間。ばちん!今年二度目となるゴム切れ。「のォォォ〜〜!!」、いつもこんな感じだよね。ヤスの後端の切れているゴムを確認。「ふぅ〜。これもスキルが低い証拠だよ・・・。」と落胆モードで正面を見ると、「い、居る〜〜!!」。至近距離でゴムが切れても気が付かずにスズキは爆睡中!ゴムを結び直している暇はない。手づかみにも出来ると考えたが、「竹やりアタック」を試みる事にした。ヤスを両手に構え、ぷすっ。「えっ?本当に刺さったぞ。」、この時のラインは1mmのワイヤーで切れるはずがなく、これだけ刺さればチョッキも効く。「80のスズキを捕るのにゴムなんていらねーよ。」なんてブッこけるかなーと完全に勝利モード。しかし・・・。ヤスからは何の手ごたえもなくスズキは視界から消えていく。そして紐みたいな物を引っ張っているような。軽く混乱し、とりあえず浮上。ヤスを見ると曲がった押し棒に、仕掛けが無くなったツルッとしたヤス。連結用のリングはあるがワイヤー自体がない。その時にワイヤーを留める金具が切れたのだと認識した。実は数日前、アイシさんとみ〜ちんとケプラーとワイヤーのどちらが良いかで話した時に、ワイヤーは切れないが留める金具がアルミ系の素材のため、朽ちて切れる恐れがあると俺自身が話していたのだ。「のおぉぉぉ〜〜〜!!俺っておばかさんね!」。
三本目 砂地でヒラメ狙い。前回、アイシさんが50センチのヒラメを捕った実績がある。俺は未だに水中でヒラメとカレイを見た事がない。必死になって探したが遭遇せず。アイシさんも見付けきらなかった。 寒さでガタガタ震えながら撤収。「俺達も寒いのに物好きだよな。」と言いながら「次はこうすれば暖かい。」と全然懲りてない。懲りずにまた行きましょう。 ボウズの俺にアイシさんはチヌをくれました。ありがとうございました。
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12/26 | はしけん み〜ちん アイシ 栄吉 ヌルハチ |
久しぶりに大人数での突行。アイシさんを途中乗せて待ち合わせ場所へ。朝四時出発が普通の俺としては七時待ち合わせはかなりユックリ目な時間。み〜ちんと栄吉さんを乗せて次の待ち合わせ場所へ。途中、駅でヌルハチ君と待ち合わせ。気配を消して立っているヌルハチ君に皆驚く。栄吉さんとヌルハチ君とは初めての合同突行ですね。 一本目 風が強く白波が立っていた。風が吹く中ウェットに着替えると、ヌルハチ君の姿に大爆笑。黄緑の手袋にブーツを半分カットしたピョン吉スタイル。度肝を抜かれましたね。 海の中は大潮の割には流れが少なく、魚影が薄い。イシダイとハマチを期待するが現れる気配がない。仕方がなくホンダワラの間にいるチヌを探すが見つけられず。誰も良い獲物を見ることが出来なかった。 ここでヌルハチ君がいい味を出したが、ここでは書くまい。 二本目 アイシさんとみ〜ちんを別ポイントで降ろし、俺と栄吉さんとヌルハチ君でイシダイの実績のあるポイントへ。期待していたより潮の流れがない。一匹サンバソウを見ただけで、良い獲物には出会えなかった。 栄吉さんはウマヅラ31.5を捕っていましたね。肝でかそう。本日のチャンピオンです。ヌルハチ君はウマヅラとメバルを数匹。 アイシさんとみ〜ちんが潜った場所はグレが群れて良い感じだったそうです。 三本目 イシダイを求めて移動。しょぼかった。30分で撤収。 良い獲物には出会えなかったけど、楽しい一日でした。帰りの車の中でエロトーク。ここで本領発揮。また行きましょうね。
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12/23 | はしけん |
単独でNORIべっちーポイントへ。今回はハマチ狙いというよりもイシダイ狙い。偶然、ハマチが通ればいいかな〜くらいの意気込み。前回、波が高く潜れなかった場所へ。釣り人が一人いたが、潜れそうだったので入った。 一本目 日が昇りきっておらず、海の中は薄暗い。釣り人はジグを投げ、明らかにハマチ狙い。ハマチの通過を期待しながら沖へ。透明度は良く、8m底が見える。メバルは群れているがスズメダイ、グレの群れは見かけない。底質は砂。白波が立つ手前くらいのウネリで、潮の流れはあまりない。沖には灯台というかブイがあり、その付近は浅くなる。チヌは見かけるが、狙いのイシダイが居ない。潮の動きが少ないのが気になったので、移動しながら潮が動くのを待つことにした。 二本目 前回、イシダイを捕ったポイントへ。白波が立ち初めていた。漁船が1隻、数百メートル先で作業をしていた。前回、注意されたので、嫌だなと思い浅場で潜る。沖の岩は流れが速く、魚影が濃い。潮の流れに乗って水中を移動していると、40前後のイシダイを発見。しかし、潮の流れが速すぎて、岩にしがみ付く事が出来ずに流されてしまった。寄って来ていたのに残念。イシダイが居る事が分かったので寄せてみる。35位のイシダイが寄ってきた。射程内で睨めっこ。その時、その奥にヌウッとデカイ影が!メーター近いコブダイだった。「でっ、デカッ!!」とちょっとびびった。しかも射程内へ。どちらも撃てば確実に貫通してチョッキが効く。いや、シャフトまで貫通して串刺しのまま上がれる。コブ吉を撃てば確実に記録更新。水深も浅く7m前後。コブ吉とイシダイと睨めっこ。「うっ・・・。悩む・・・。」その時、嫁の顔が浮かんだ。イシダイを捕ってこいと言われていたのに、こんなでかコブ吉を捕って帰ると「これがイシダイか?おー。」と怒られそうな気がした。条件反射でイシダイをぷすっ。36cm。大きくないけど、ノルマはノルマだ。 岩のすぐ横で潜っていたので、まさかこんな場所を船が通過しないだろうと思っていたが、聞き慣れない音が。おかしいと思い、岩につかまり海面を見る。数秒後、船が通過!!危なかった。しかし、岩をかすめるような進路を取るなんて、しかも地形を分かっているのか?と驚いた。岩に沿って浮上すると通過した船が数十メートル先で止まっている。こっちを見ているような感じだった。船は動き出し数百メートル移動して停止。感じが悪いので俺は浅瀬に移動。ひかれたら嫌なので周囲をよく確認し、深くは潜らず短いサイクルで潜った。沈み磯を発見し、ハマチを見た。しかし、まったく寄り切らず。イシダイ狙いでグレとスズメダイの群れの中で寄せをしてみた。イシダイが寄ってきたが射程内まで入らない。ワンダッシュして横向いた時にぷすっ。38cm。イシダイを抱えて浮上し水面に出た瞬間、目の前数メートルを漁船が通過!全然気が付かなかった。危ねー。 この日は計三回ニアミス。ボンデン等の対策を考えなければ危ないね。
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12/9 | はしけん NORI |
NORIさんの釣りファイルを頼りに開拓。予報通り風が強く、白波が立っていた。予定していた一ポイント目は断念し、潜れるポイントを探す。めぼしを付けていた場所が潜れそうだったので、ハマチとの遭遇を期待しながらスタート。 一本目 海に入ってすぐの慣らしのファーストダイブ、透明度は5mと良く見える。そしてハマチ登場!!サイズは60〜70cm、3匹が連なって泳いでいた。惜しくも射程には入らず。すぐにNORIさんに報告。今日は期待できるぜ。 小魚の群れが濃く、潮の流れも速い。グレとスズメダイの群れを真下から見ながら魚の登場するのを待ってみた。チヌが寄ってくるがイシダイは現れない。何度から潜行を繰り返していると、シマシマな奴を二匹発見。寄る寄る、しかもこっちはロングな新型ヤス。大きい方を突いた。38cmと40は超えなかったが坊主脱出。まだ居そうな雰囲気だったのでNORIさんを呼ぼうとしたら、「漁船が来ょ〜るでー。」と指差す。こっちに向かってくる。「奥に入れ!!」と言っているみたいだったが、「あー!?」と聞き返しているうちに何処かに行ってしまった。 沖に出ている磯を発見し行ってみた。流れが速く、グレが群れまくり。イシダイが居るかもと寄せてみるが現れない。その時、何となく見られているよーな気がした。んっ??ハマチが見ていた!しかも射程内で。そろっとゴムを引く、ハマチはゆっくりと俺の前を通り過ぎようとするが逃げない。撃ったら当たるーー!!と興奮。バチン。ゴム切れた・・・。ハマチは逃げる事もなく目の前をのそっと横切る。手だけで撃とうと思ったが届かない・・・。ふぅ〜。 NORIさんはハマチは見たがこちらも寄り切らず。カワハギを捕っていた。 二本目 右の磯か左の磯か悩んだが右の磯へ。水深は浅めで、流れもボチボチ。遠くにヤズを見たが寄り切らなかった。チヌ、コブダイ、メジナは居たがスルー。今思うとチヌはやっつければ良かった。流れが急に早くなる場所があり、潜ってみるとイシダイのシルエット。45くらいあったが思ったより寄らない。また戻ってくると思い岩にへばり付いたが戻って来なかった。 ハマチは現れず。諦めて上がろうと思ったが、せっかくの遠征なので、もう少し獲物が欲しい。イシダイを探そうとスズメダイの群れの隅で待つ。しかし現れない。NORIさんが上がっているのが見えたので自分も上がろうと潜行を繰り返しながら岸へ。その時、二匹のイシダイを発見。また寄る寄る。狙いが定まらず、もう一周するのを待とうと思ったが、寄らなかったら嫌なので発射。下腹に命中。そして走る走る。チョッキのラインをワイヤーからケプラーに変えたのだが強度は心配ないみたいだ。脳天をナイフで刺したからか目が飛び出していた。 ぐえっ!! サイズは40cmと何とか40をクリヤー。パンパンに太っていて見るからに美味そう。 長いヤスに慣れたのか、違和感がなくなった。もう少し長くても扱えそうだ。 イシダイは家に帰ってから見るとカチカチになっていた。地抜きを失敗したのかと思ったが、そうではなく脂肪分が硬くなっていたみたいだ。刺身、塩焼きにしたが最高。今まで捕った魚の中で一番美味かった。嫁も「こんな魚を毎回捕ってくるなら、潜りに行ってもいいよ。」と言っていた。 あとはハマチだな。どうやってやっつけるか、問題だ。
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12/5 | はしけん |
今日は夜勤明け。溶接しようか潜ろうか悩んだが、とりあえず海へ。何となく体がダルかったが潜ってみることにした。 一本目 前回、大潮の激流のためにたどり着けなかったポイントへ。今回は小潮なので大丈夫と思ったが流れは速い。微妙だけど少しずつは進むのでポイントを目指す。しかし、このポイントは岸から10m位は磯場なのだが、それ以降は砂地。小魚しかいない。体力を消耗しただけで目ぼしい魚は目撃せず。帰りは潮の流れに乗って早かった。 二本目 一本で帰るつもりだったが、あまりにもつまらなかったので、もう一本行くことにした。美味い魚を食べたかったので、チヌとカワハギをターゲットに設定。ポイントに着くと、低気圧の通過が影響し波高く、白波が立っていた。海に入ったがジャブジャブと酔いそう。ノルマ達成したら上がろうと短期決戦へ。水深8m位から上を見上げるとボーとしているチヌを発見。静かに近寄りプスッ。良い場所を突いた。キルショットじゃなかったけど、動けなかったみたいだ。このポイントはウマヅラとカワハギが混じっている。正面から見ていると同じように見える。横を向くのを待つがウマヅラばかり。しかし、何とか一匹発見し確保。 二十分でノルマ達成。ダッシュで上がった。 チヌは歯ごたえが良くなり美味かった。警戒心が強くなってきたので、熱い季節に突入する。楽しみだ。
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