この手銛で何本目だろう・・・。思考錯誤の末、この型まで辿り着いた。強度に不安はあったが、現時点でスズキ63cmを仕留めている。長さ調整が出来るので、現在は長さ2mにしてメバル用として使っている。



当時のヤス作りのコンセプト
1.初速を速く
2.銛先の交換を可能とする
3.ヤスの長さを変更出来る
4.簡単に安く手に入る素材で作る


■シャフト
 シャフトの材質はホームセンターで売っている「16mmアルミパイプ」。これの2mをたしか980円で購入した。このシャフトに、10mmボルト用のアンカー(コンクリートに打ち込みネジを固定する際に使用するもの)をはめ込む。

この方法により手銛のバリエーションが広がった。
ネジ径10mmのステンアンカー。ホームセンターで150円くらい。 アンカーをパイプに挿入し固定する。

10mmネジを使用しジョイントする。 ボルトに強度のあるリングを入れ、シャフトの後端に付ける。

以前はアンカーを固定するために、横からドリルで穴を開け3mmボルトで留めていたが、最近ではエポキシ樹脂系の接着剤を使用している。海水の混入を防ぐ事も出来る。エポキシを知るまではコーキング剤を注入していたが、コーキング剤は海水で劣化するので使用しない方が良い。


■銛先
 まず最初に作ったのがバラライザー。メバルに関しては問題なく刺さり、そしてばらす事はない。ただ、ホームセンターで購入した6mmステン棒だったので強度がなく、すぐに曲がった。これを改善する為に、釣具屋で二又などの銛先を購入し10mmボルトに溶接で着けた。
 しばらくは二又を使用していたが、チヌなどに暴れられ、ばらす事が多くなった。ばらしを少なくする為に羽根タイプを導入。多少はばらしが少なくなった。
四又とバラライザー。今でもメバル専用として使っている。
6mmボルトを溶接して羽根タイプを装着出来るようにした。
このヤスを使っているた時に一番活躍してくれた二又。メバルからチヌ、スズキまで対応。
50cmの延長用シャフト。二又も含めて、全長が2m70cmになる。自分にとって、もっとも使い易い長さだ。