1.ローテータPCインターフェイス
(2019年のハムフェアで頒布したキットの改良版です。CTESTWINと連動して動作もしますが、単独でも使用できます。)


メーカ製ローテータに接続してPCから回転制御ができます。(ローテータにPC接続端子有る機種に限ります。現時点ではYAESUとクリエートのローテータで動作確認済みです)
CTESTWINのCall欄に相手局のコールサインを入力して、ワンクリックで、その局の方向にアンテナを向けることができます。
CTESTWINと連動せずに単独動作ができます。アンテナを向けたい場所を地図上でクリックするだけでローテータが回転し、目的方向に向くと自動的に停止します。

2019年頒布キットと比較したハードの改良点
 ・USBコネクタをマイクロBからTypeBに変更して強度を増しました。
 ・回転制御フォトトランジスタをフォトMOSリレーに変更したことにより、リレーを直接駆動できるようにしました。

ソフトの改良点(2019年版のハードでも動作します)
 ・CTESTWINにコールサインを入力した時、従来は方位だけが表示されましたが、位置も表示できます。(相手局のグリッドロケータがCTESTWINに登録されている場合のみ)
 ・コンテスト終了後に、QSOした全局の位置を地図にプロットできます。(コンテストナンバーがJCC/JCGの場合もしくは、QSOした全局のグリッドロケータデータがある場合のみ)
 ・頻繁に向ける方向を8箇所プリセットできます。
 ・画面が狭いノートPCでも使用できるように、小さい制御画面を表示できるようにしました。




 下図は、コントローラの制御画面です。地図上に現在のアンテナの方角が表示されます。
 相手局のQTHを地図上でクリックするだけで、その方向にアンテナを向けることができます。



  3種類の地図の表示ができますので、VUHFの時は、関東地図、HFで国内QSOの時は日本地図、海外QSOの時は世界地図など切り替えて使います。
  地図はJPEGファイルのため、入れ替えが可能です。各自で自局QTHを中心とした地図をご用意ください。



  CTESTWINと連動して動作します。CTESTWINの方向表示が自動的に転送され、「回転」ボタンをクリックするだけで相手局にアンテナを向けることができます。
  海外局の場合は、Entityを判定して、首都の方向が計算されます。
  国内局の場合は、CTESTWINのフォルダーにあるctestw.glというファイルにコールサインとグリッドロケータの対応付けを入れておく必要があります。



コンテスト中にCTESTWINの操作画面で、PC画面が目一杯使われている場合は、以下のような小さい画面を表示して操作ができます。
右側は、プリセット画面で頻繫にアンテナを向ける方向を8か所記憶しておくことができます。



コンテスト終了後にQSO局を地図上にプロットすることもできます。
(コンテストナンバーがJCC/JCGの場合、もしくはQSO局のグリッドロケータが登録済みの場合のみプロット可能)
下図は、実際に関東UHFコンテストでQSOした局をプロットしたものです。




  ローテータPCインターフェイスの外観です。ケースは、TAKACHI製YM-100(100Wx30Hx70D キットに含まれません)に組み込んだ例です。
  電源はUSBインターフェイスから給電しますので外付け不要です。




  動作確認しているローテータは、YAESU及びクリエートのPC制御端子が有る機種です。
  キットには、プリント基板、基板上の電子部品、表示LED、USBケーブル、DINコネクタ(5pin オス、メス)が含まれます。
  マイコンにはプログラム(ファームウェア)を書き込んだ状態でお渡しします。
  キットにはケース、ローテータコントローラとの接続ケーブル及びローテータコントローラ側のコネクタは含まれませんので各自でご用意ください。

 下図がキットに含まれています。



 価格;
 ローテータによっては、PC制御端子が無いローテータコントローラでも改造することにより対応できる可能性があります。
 (本基板にリレーの外付けが必要です。またローテータの回路動作を理解できて、ローテータコントローラの内部を自己責任で改造できる技術力のある方に限ります。)




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