MMTTYは、RTTY、MMVARIでは、RTTY,,PSK,QPSK,GMSKなど、様々なデジタルモードに対応しています。
1.速度について
デジタルモードでは、様々な速度で運用をすることが可能です。標準的なRTTYの速度は45.45bpsですが、コンテストによっては75bpsも使用されます。また、PSKは、31.25bps,62.5bps,125bpsが、QPSKでは62.5bpsが使用されるコンテストもあります。
CTESTWINのモード種別としては、RTTY,PSK,QPSK,GMSK,MFSK,FSKしかありませんが、備考欄に速度を記述して区別しています。
CTESTWINに連動されているMMTTY及びMMVARIの設定値により、データを登録する時に、自動的に備考欄に速度を入れます。
ただし、RTTYの45.45bpsのみは、速度を入れません。
2.Cabrilloファイル作成について
Cabrilloファイルフォーマットは、現時点ではデジタルモードはRYのみしか規定されていません。
PSKとRTTY両方を使用するコンテストのデータからCabrilloファイルを作る場合、コンテストによっては、PSKを「PK」や「PS」などRTTY「RY」と区別して記述することをルールとしているものがあります。その場合は、Cabrilloファイル出力のダイアログの下の方にあるDigitalモードの表記の下に入力してください。
3.HAMLOGについて
1)ファイル出力について
RTTYで速度が記載されていない場合のモードは、「RTTY」と出力します。CTESTWINの備考欄に速度(例えば75.00bps)があると「RTTY75」と出力します。
PSKの場合は、速度が記述されていない場合は、「PSK31」と出力します。CTESTWINの備考欄に速度(例えば62.50bps)があると「PSK63」と出力します。
2)データインポートについて
HAMLOGのCSVファルをインポートする場合、RTTY75と記載されていると、モードをRTTYとし、備考欄に75bpsと自動的に追加します。
PSK31の場合は、備考欄に31bpsと自動的に追加します。同様に、PSK63の場合は、備考欄に63bpsと自動的に追加します。
4.ADIFファイル
1)ファイル出力について
ADIFファイル出力は、HAMLOG同様に、モード+速度で出力します。但し、ADIFファイルフォーマットはMMVARIがサポートしている全てのモードが規定されていません。もしも不都合がある場合は、メモ帳などで、修正してください。
QSLMSG欄には制御文字を入れることにより、ADIFの仕様でサポートしていないモード+速度を入れることができます。
2)データインポートについて
HAMLOGのデータインポート同様に速度を備考欄に自動的に付加します。