「ユーザ定義マルチのコンテスト」を選ぶと、自分で作ったマルチチェックのファイルを使用することができます。
マルチ記述ファイルの拡張子はMDを使用してください。
本プログラムには参考に、オール埼玉、オール宮城コンテストのファイルを添付してあります。
記述は、マルチ記号、名称の順に2つの文字列のセットにしてください。CTESTWINは、文字列2個ずつ読み込みます。
それぞれの文字列間には必ず半角スペース、タブ、改行のいずれかを入れて区切ってください。全角スペースは、文字と見なされ、区切りにはなりませんので必ず半角スペースにしてください。
RS(T)+マルチ+電力記号の形式のコンテストの場合は、電力記号部を「?」にしておくことで、どのような文字(1文字に限る)も入力可能になり、マルチのカウントの時には無視されます。電力を3桁であらわす場合は?を3個にして、「???」としてください。
例えば、JCC+電力記号1文字の場合は、
1421? ひたちなか市
となります。
例えば、JCC+電力3文字の場合は、
1421??? ひたちなか市
となります。
もしも、電力記号等の記号部の長さが固定ではない場合は「*」としてください。
例えば、JCC+記号任意長の場合は、
1421* ひたちなか市
となります。
定義の最後にアスタリスクをスペースで区切って2つ「* *」入れておくと、定義されていないマルチを入力したときにマルチカウントをせずに、得点として受け付ける事ができます。 * *があるとマルチ表示画面の最後に「その他マルチ入力可」と青字で表示されます。
マルチの名称は半角で40文字(全角だと20文字)以内にしてください(40文字を超えるとカットされて表示されます)
解説を入れたいときは、以下のようにマルチ部分に「|」(縦線、ASCIIコード:0x7C)表記すると、「解説文字」のみが改行して表示されます。
| 解説文字
単に改行のみしたい場合は、「解説文字」部分に全角スペース1文字を入れてください。(半角スペースは不可です)
1行の空白行を入れたい場合は、「解説文字」に全角スペース2文字を入れてください。(半角スペースは不可です)
「|」と「解説文字」の間には、必ず半角スペース、タブ、改行のいずれかを入れて区切ってください。全角スペースは、文字と見なされ、区切りにはなりませんので必ず半角スペース、タブ、改行のいずれかにしてください。
次はオール宮城コンテストの例で、テキストデータで記述し、最初の文字がマルチ、次がマルチの名称です。
エディタ等で作成、メンテしてください。
マルチ、マルチ名称の間はスペース、タブ、改行など区切ってください。
01W 青葉区 02W 宮城野区 03W 若林区 04W 太白区
05W 泉区 02C 石巻 03C 塩釜
05C 気仙沼 06C 白石 07C 名取 08C 角田
09C 多賀城 11C 岩沼 12C 登米
13C 栗原 14C 東松島 15C 大崎
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01GM 丸森町 02GO 女川町 03GZ 蔵王町 03GS 七ヶ宿町
04GS 色麻町 04GK 加美町
06GO 大郷町 06GH 大衡村 06GT 富谷町 06GI 大和町
08GO 大河原町 08GK 川崎町 08GS 柴田町 08GM 村田町
10GW 涌谷町 10GM 美里町
13GS 七ヶ浜町 13GM 松島町 13GR 利府町
14GM 南三陸町
16GW 亘理町 16GY 山元町
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101 宗谷 102 留萌 103 上川 104 オホーツク
105 空知 106 石狩 107 根室 108 後志
109 十勝 110 釧路 111 日高 112 胆振
113 桧山 114 渡島 02 青森 03 岩手
04 秋田 05 山形 07 福島 08 新潟
09 長野 10 東京 11 神奈川 12 千葉
13 埼玉 14 茨城 15 栃木 16 群馬
17 山梨 18 静岡 19 岐阜 20 愛知
21 三重 22 京都 23 滋賀 24 奈良
25 大阪 26 和歌山 27 兵庫 28 富山
29 福井 30 石川 31 岡山 32 島根
33 山口 34 鳥取 35 広島 36 香川
37 徳島 38 愛媛 39 高知 40 福岡
41 佐賀 42 長崎 43 熊本 44 大分
45 宮崎 46 鹿児島 47 沖縄 48 小笠原
作成したユーザ定義マルチのファイルは、コンテストの選択ダイアログで「ユーザ定義コンテスト検索」のボタンを押して指定してください。
コンテストの規約に関して、以下を定義することができます。以下の定義は、上述のマルチ記述の後に書いてください。これらの規約に関する設定は取得マルチ表示画面には表示されません。
これらのコンテスト規約に関する部分は、コンテストを指定した時及び、点数設定画面で「ユーザ定義コンテストの設定を読む」のボタンを押したときのみに読み込みます。そのため、定義の記述を変えた時は、コンテストを再度設定するかもしくは、点数設定画面の上記ボタンを押してください。
これらの記述がない場合は、初期値は「各バンドで1回のみQSO可能」で、係数は1、点数は全て1点です。
記述方法は、上述のマルチと同様に2つの文字列が必ずセットになり、文字列間の区切りは、半角スペース、タブもしくは改行で、全角スペースは禁止です。1行に複数記入もできます。コメントを入れることはできません。
@モードに関わらず各バンドで1回のみQSO可能の設定
%M 0
A各バンドでCW及びPhoneでそれぞれ1回QSO可能の設定
%M 1
B得点に係数を設定する
%K 0
最後の数字(上記例で0)は、係数から1を引いた値を記述してください。係数を1倍にしたいときは0、2倍にしたいときは1、3倍にしたいときは2と記述してください。
係数は、メニューの「設定」「点数セット」画面の「係数」欄で確認できます。
C日付に関係なく同一局はDupe(一般的なコンテスト)
%D 0
DJSTの日付が異なればDupeとせず、QSOが有効
%D 1
E各バンド、モードごとの点数を設定する
%Pxxxxx ?で点数を設定できます。 xxxxは、バンド、モードを指定する英数字です。?は、数字で点数を示します。
バンドは、以下のように記載します。
1.9MHzバンド:1R9M
3.5MHzバンド:3R5M
7MHzバンド:7M
14MHzバンド:14M
430MHzバンド:430M
1200MHzバンド:1200M
5600MHzバンド:5600M
10GHzバンド:10G
248GHzバンド:248G
136Kバンド: 136K
モードは、CWはC,PhoneはPとしてください。
上から順に解釈して配列に入れますので、後ろに書いた方が優先になります。
以下に例を示します。
%P 4 ‥‥全てを4点にする
%PC 2 ‥‥全てのCWを2点にする
%PP 3 ‥‥全てのPhoneを3点にする
%P1R9MC 1 ‥‥1.9MHzのCWを1点にする
%P1R9MP 3 ‥‥1.9MHzのPhoneを3点にする
%P21MC 1 ‥‥21MHzのCWを1点にする
%P28M 5 ‥‥28MHzのCWとPhoneを5点にする
%P77GC 8 ‥‥77GHzのCWを8点にする
%P136K 10 ‥‥136KHzののCWとPhoneを10点にする